空き缶で風を計るシリーズ2 自宅で風洞を製作するの巻
あくまでも自費・趣味の領域で作らなければならないので、
材料費は深刻なのであります。(お小遣いの範囲だからね!)
そこで利用したのがプラダン。
プラスチック製の段ボールなんですね。
それを片側5cm幅で切れ目を入れて曲げやすくしました。
プラスチック製なのでカッターで簡単に切れて作業は楽ですね。
超面倒なのがこの整流格子。
これはキャンプ仲間のE君にお願いしました。
プラダンを設計通りに切って切れ目を入れ組み上げます。
いよいよ風洞にはめ込みますが慎重に・・・慎重に・・・
風洞の奥深いところがこの入り口と出口の処。
ちなみに風洞の前後は2mほど解放にしないとこれも乱流発生のもとになります。
風を流すことで圧力が生じるので、
柔らかいプラダンは膨らんでしまいました。
そこで、さらに針金で締め込む補強も追加したのであります。
風速計はこの企画を賛同してくれた(株)三工社のU部長に依頼。
値付けされたものを貸してくれました。
ほんと・・・ありがとうございます。
風洞に缶を置くステージと出し入れする口を作り準備完了。
これに缶を置くとご覧の通りです。
ちなみに・・・
この風洞がちょんと整流されているかをどう確認するのでしょう?
答えは・・・
赤い糸を風洞の中に入れて流すとわかります。
大きく振れるのは整流されてない証拠なんですね。
この写真が一番好きです。
風の発生源はブロワー。
これを電圧調整器で回転数を制御します。
計測は缶を観察するE君と風速の指示値を読み上げる私の二人組。
出来上がった時、家のヨメはひらすら呆れておりましたですよ。
空き缶で風を計る・・・名付けて缶風。
いよいよデータ取りの開始であります。