スペイン・世界気象学会に行ってきました。

meteorological2016年9月27日~30日。

気象庁の方に誘われてスペイン・世界気象学会に行ってきました。

僕は民間の人間なので展示会メインの仕事。

発展途上国向けに開発したポータブル湿度校正器Humi Pumpの紹介なのであります。

それにしても海外出張がポーランドに続いてスペイン。

忙しくてブログの更新が出来ませんでした。<m(__)m>

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この展示会の名称が・・・Meteorological Technology World Expo2016。

気候、天候、水理気象の計測、予測、分析技術に特化したイベントです。

世界をリードする航空会社、航空機運航業者、船舶会社、海産/港湾業者、

空港、軍事計画、海洋調査会社、ウィンドファーム運営会社、気象庁、

農産業運営、研究機関に籍を置く方々がこのイベントに集います。

ちなみに気象学会はCIMO-TECO会議という名称。

世界中の学者の方の発表も聴くことが出来ましたよ。

 

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この展示会場はマドリッド。

気候は日本と変わらずに暑いのですが湿度が低くさわやかでした。

毎朝、ホテルから地下鉄に30分ほど乗って通ったのです。

 

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初日の搬入日にちょっとトラブル。

展示ブースも準備されず荷物も届いていませんでした。

いや~ノンビリしておりますの~!

これにはちょっと焦りましたね。

 

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まあ・・・そんな時は午後から市内見物。

100年以上の歴史のある市場でイベリコ豚の生ハムランチであります。

ちなみにスペインで食べた生ハムは塩分が強くありませんでした。

脂身の部分がとても美味しかった!

日本で食べた生ハムのイメージが変わりましたね。

 

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当日になって荷物も届き無事スタート。

お陰様でHumi Pumpは大好評でしたね。

気象業界は衛星・レーダーなどを使う最先端の研究者から、

発展途上国など普及の遅い地域の研究者の方々と様々。

それぞれ直面する課題が違っています。

実際に行ってみて世界観が変わりましたよ。

 

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そうそう韓国の展示も凄かったです。

国が牽引している為に統一感があります。

これは他の国には無かったところですね・・・

日本から参加した会社は10社もあったので、

いつかオールジャパンで出してみたいと皆々様言ってました。

 

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英弘精機さんは日射計のメーカー。

とても綺麗なブースでしたね。

 

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明星電気さんはラジオゾンデを出展。

日本の気象技術を支えているメーカーさんだけあって、

説明員の方もワールドワイドの印象がありました。

 

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CIMO-TECO会議で気象庁の方も発表しました。

その中でHumi Pumpを使った発展途上国向け技術供与の例も発表。

なんか・・・

自分たちの小さな技術が世界気象の役に立っていると考えて嬉しくなりましたよ。

 

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中日でWMOヴィルホ・ヴァイサラ教授賞の授賞式がありました。

「これは1985年にヴィルホ・ヴァイサラ教授賞が設立されました。
この賞は世界気象機関(WMO)が運営し、気象観測の手法と設備に
関する気象学研究に対する関心を高めることを目的として授与されています。
優れた研究論文を表彰し、賞金、メダル、賞状が授与されます。」

気象業界では現在TOPの企業さんですが、

創始者はほんと偉かったのですね。

主に発展途上国の研究者に送っているそうです。

 

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遠くスペインまで行ってきましたが、

とても印象に残る出張でありました。

当初は治安が心配でしたが不安にはなりませんでしたね。

親日の方も多く・・・

今度は休暇で行きたいと思った次第です。