空き缶で風を計るシリーズ3 缶が倒れたときに計測するの巻
風洞の内部分布を計測したデーターがあったので、
取りあえず載せておきます。
ご覧の通り・・・整流格子を入れた方が安定度が高い。
見事に理論が成立しているのです。
年月が過ぎ・・・すでにパッケージが変わったものもありますが、
そちらは勘弁いただきたいのです。
風速を見ながら電圧調整器で徐々にブロワーの回転数を上げていき、
缶が倒れたときの風速計のメモリを記録します。
計測回数は3回・・・それを平均値にしてデータ・グラフ化します。
さらに缶に水を入れて重量を増やし繰り返します。
親父が二人でこんな会話。
「風速2.6m」
「缶が揺れてきました」
「さらに電圧を上げます。風速2.8m」
「今にも缶が倒れそうです!」
「風速3.0m」
「倒れました~!」
こんな感じで作り上げたのがこんなデータがこちらです。
簡単に言えば・・・
空き缶は風速3.2m/secぐらいで倒れます。
缶に水を150cc入れると風速8.7m/secぐらいで倒れるのです。
風洞の限界が12m/secが限界なのでそこまでのデータになりました。
面白いのが凹凸のあるエンボスになったサントリー瞬間。
倒れるときが一気に倒れましたね!
これはゴルフボールのような空力特性があるからだと思います。
グラフは以下を参照ください。