社会科見聞録4・・・神栄テストマシナリーさんで工場見学!

 

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長い間・・・ブログをご無沙汰しておりました。

新製品開発や知財の確保などでドタバタしたのであります。

これからはぼちぼち再出発しますのでよろしくお願い致します。

今回は社会科見聞録ですね。

つくばにある神栄テストマシナリーさんにお邪魔致しました。

こちらの柴田社長さんとは昔からのお仕事仲間。

面白い装置を作っている会社です。

 

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この会社さん・・・

日本で唯一の衝撃試験装置、落下試験装置、輸送環境記録計機材の専門メーカーです。

まずは入り口にある古い機械の歴史ショーケースを説明頂きました。

一番古い機械だと1946年の合成振動計。

なんと僕よりお年寄りなのであります。

昔のデザインってツマミやハンドルを見ても味がありますね。

 

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面白かったのがこちら。

おそらく世界で一番シンプルな測定器です。

車両動振測定器・・・

電車の床にこれを置いておきます。

運転手さんのブレーキなどの操作が下手だとGがかかりますが、

0.2G/0.24G/0.26G以上になると順番に倒れます。

つまり倒さないで運転する技術向上のための測定器なんですね。

 

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こちらは落下衝撃のある部屋です。

今年工場が出来たばかりなのでとても綺麗です。

液晶テレビ・パソコン・電子部品・携帯などを垂直に落とすことで、

どのくらいの衝撃で壊れるかなどを調べる試験機です。

 

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この機械を使うと綺麗な衝撃のグラフが出来ます。

たとえば手で落としたりすると・・・

着地した後にバウンドしたりして変な力が掛かったりするんですね。

ここが一番のノウハウだそうです。

ん~日本の企業は凄いです。

 


実際に落とした動画がこちらです。

上からアームで支えながら重力落下。

ぎりぎりのところで掴んでるアームを離します。

これが無いと重心が違うタブレットなどは地面と並行に落下しません。

 

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こちらは機械加工室。

このような旋盤やフライス盤がないといろいろな開発が出来ません。

ここら辺の匠の技術が重要なんですね。

機械自体は古いのですがいつまでも現役です。

 

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ちょっと面白いカッコをした測定器も作っています。

実はこれ・・・電車の車輪の摩耗度を調べる機械。

車輪を回しながら変位計でチェックするんですね。

全国のJRさんで電車を調べているそうです。

こんな努力が続いているので安心して乗ることが出来るのです。

 

お忙しい中、工場見学ありがとうございました。

とても勉強になりましたです。

<m(__)m>

このようなベーシックな技術を持っている会社さんがあることって衝撃です(笑