日本の雨量計技術は世界的に高く評価されていますが、従来の転倒ます型雨量計には校正や整備に課題がありました。第一科学はその原理を踏襲しつつ、独自のベアリング機構を導入することで長期間安定した観測を実現しました。さらに、構造をユニット化することで分解清掃や部品交換が容易となり、固定用ねじも従来の1/4に削減。冬季用ヒーターユニットも独立して取り外し可能で、故障時にはユニットごとの交換対応が可能です。

●分解清掃や部品効果では従来と比較し作業時間が1/5に短縮。(20分目安)
●表面部材はSUSを使用することで錆びにくい。
●ヒーターユニットは工具なしで脱着可能で取り外しが容易。(特許申請中)
●転倒ますは駆動部にベアリング構造を採用、汎用部品採用により低価格を実現。(特許申請中)
●下部のヒーターにはヒートパイプを使用、省電力を実現。
●熱効率は考慮し内部部材に樹脂を使用、優れた断熱により融雪性能を向上。
●風よけ(オプション)は雨量計を外すことなく脱着が可能な構造。