社会科見聞録3・・・台湾のアウトドアを垣間見る!

kanu0
このブログの数人の読者さんに意見を頂きました。

「科学的見地の記事は面白いのですがアウトドアの記事は少ないですね~」

そうなんです。

今年は休日出勤するほど忙しいので・・・

キャンプに行けないんですよ。 (泣

 

そこで代休を消化するべく台湾などに旅行に行ったので、

台湾のアウトドア事情をちょっと書きたいと思います。

実は台湾ではここ近年アウトドアブームだそうです。

このテントの写真は華中河濱公園内の華中橋そばに2009年にオープンした

800人が収容可能な12ヘクタールのキャンプエリアを持つ台湾で最大の河岸キャンプ場。

HPはこちらです。

これは東京ドーム3個分の広さなのですからちょっと驚きますね。

いつか行って海外初キャンプをしてみたいです。

 

台北市内をちょこちょこ歩いてみたのですが、

アウトドアショップは少なく品揃えも少なかったです。、

プライベートブランドのアウトドアメーカーが、

数多く生まれている日本に比べるとこれからだという気がしましたね。

 

kanu2

代表的な観光スポットの紅毛城を見学しに河口近くの「淡水」に行ったのですが、

その時にやっていたカヌーイベントを見ることが出来ました。

こちらはファルト系のシーカヤック。

オリジナルペイントがされているのでメーカーは不明ですが年季が入っております。

 

kanu4

カヌーの体験イベントもやっていました。

シットオンタイプのシーカヤックであります。

僕はバナナボートと呼んでいます。

 

kanu5

沖には何艇ものカヌーが出ていました。

ちょっと怖いのですが定員オーバーの感はあります。

さて、カヌー文化の成熟度を見るときに僕はパドルで判断しています。

前の写真のダブルパドルを見ていただくと分かるのですが、

両サイドのパドルが揃っていますよね。

これはこの方が初めての方は漕ぎやすいという配慮からです。

ところが実際は両方のパドルは90度交差する形が本物なんですね。

日本では四万十川などではこちらでした。

 

kanu1

後ろの赤いのが私ですが・・・

このようにパドルは90度ひねってあります。

漕ぐときに左手の手の中でオールを滑らせて回転し漕ぐのが基本です。

 

これはなぜ必要かというと・・・

水に入っているパドルと反対のパドルが進行方向に対し縦になることで、

風の抵抗を無くしているんですよ。

これにより長距離での体力温存をしているわけです。

 

もともとカヌーの元祖はアラスカ西岸から北海道まで渡った記録のあるバイダルカ。

アウトドア科学に通じる知恵があったんですね。

 

台湾のアウトドアを垣間見る旅でありました。

 

 

kanu6

***おまけ***

紅毛城のお土産屋さんで売っていたアウトドア向きの椅子。

良い感じなので買おうかなと思ったのですが、

ひっくり返してコップを運ぶメリットが見出せませんでした。

椅子の下から取り出すにしても腰が心配です。